クラリオン、自動車におけるスマートフォン活用でノキアと技術提携

 クラリオン株式会社(社長:泉 龍彦、以下:クラリオン)とNokia Corporation(本社:フィンランド、以下ノキア)は、本日、携帯端末と車載情報システムのシームレスな連携を全く新しい形で実現する技術「Terminal Mode(*1)」の開発で技術提携しました。両社は今後共同で、次世代の車載情報システムの開発強化を図ります。

 クラリオンは、今回の提携を通じて、業界標準としてノキアと標準化団体「Consumer Electronics for Automotive(CE4A)」が提案中のスマートフォンインターフェースの開発、そしてノキアの「Ovi Store(*2)」を活用した車載機器向けアプリケーションサービス事業の構築を目指します。また、ノキアが強固な市場基盤を持つ欧州や北米をはじめ、中国・新興国市場に向けた車載情報システムの開発を加速し、商圏の拡大を狙います。

クラリオン取締役社長 泉 龍彦のコメント

 「ノキアの『Terminal Mode』を、カーナビゲーションをはじめとするクラリオンの車載情報機器へ組み込むことにより、スマートフォンで利用できる膨大なアプリケーションやサービスを、車載機器でも利用できるようになります。車載機器とスマートフォンの連携がユーザーの利便性を高め、車載情報システムに大きな変革をもたらすことを期待しています。また、ノキアに加え、クラリオンの海外市場向けカーナビゲーションに地図情報を供給する米国NAVTEQ社との提携強化を図ることで、スマートフォンの機能とサービスを、車載情報システムにおける車両連携(ITS)や先進運転支援システム(ADAS)、ナビゲーション協調といった機能やサポートサービスに活用していきます。」

ノキアのVesa Luiro自動車事業部門担当ディレクターのコメント

 「あらゆるサービスを自動車向けに提供可能とする『Terminal Mode』は、この業界におけるイノベーションの理想的な基盤だと考えています。ノキアは自動車業界との積極的な協力関係を築いており、今回のクラリオンとの提携によって自動車での利便性がさらに向上し、ユーザーがどこにいてもネット上の好きなサービスやスマートフォンのアプリケーションを利用可能な環境が実現するでしょう。」

*1 Terminal Mode : ノキアが提唱するスマートフォン・車載機器連携用規格の名称

*2 Ovi Store : ノキアが自社のスマートフォン向けに提供しているオンラインアプリケーションストア

Nokia Corporation

  • 本社 : Keilalahdentie 2-4, FI-02150 Espoo, Helsinki, Finland
  • 代表 : Olli-Pekka Kallasvuo
  • 設立 : 1865
  • 事業 : 携帯端末の製造・販売、インターネットサービスおよびソフトウェアの提供

NAVTEQ

  • 本社 : 425 West Randolph St. Chicago, IL 60606 USA
  • 代表 : Lawrence M Kaplan
  • 設立 : 1985
  • 事業 : デジタル地図サービス

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