第5回 ハイエンドカーオーディオコンテスト Clarion FDSクラス
2019年7月13日(土)・14日(日)の2日間に渡り、ハイエンドカーオーディオ協会主催「第5回 ハイエンドカーオーディオコンテスト」が、静岡県静岡市の「ツインメッセ静岡」で開催されました。ここでは2016年から設立された「Clarion FDS(フルデジタルサウンド)クラス」にエントリーされたディーラーカー/ユーザーカー混合部門 クラリオンFDSクラスをご紹介します。
BMW 523 i (細木宗一郎さん/サウンドステーション ガレージショウエイ)
[エントリーショップ] サウンドステーション ガレージショウエイ
この車の音作りのコンセプト ■hisaka 原曲が今は何処にいるかわからない昔の恋人の事(または音楽業界から忽然と姿を消してしまったヴァレ リーカーター)を想う歌なので、ステージングが暗くならない様に気をつけました。
■ショスタコーヴィッチ リア王の悲劇の物語を彩る序奏の劇伴ということで、宮殿の厳かな雰囲気を損なわない様に落ち着きを持った力強いステージングを心がけ、後半は末娘コーデリアの誠実さを表現できる様に心がけました。 |
BMW MINI(古渡浩さん/サウンドウェーブ)
この車の音作りのコンセプト 自然でのびやかな空間に表情豊かなボーカルを描きベースとピアノの厚味と艶のある音像を意図しました。
審査員コメント 立体感、奥行きのあるステージ。ボーカルも立体的。リズムの切れが良く、ベースは十分にコントロールされています。クラリネットの表情が濃密です。
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TOYOTA タンク (赤平誉也さん/LEROY【ルロワ】)
この車の音作りのコンセプト ■hisaka 冒頭のドラム、ベースの弾力感の再現、曲全体の空気感をテーマに、hisakaさんの歌声が瑞々しい質感で透明感のある仕上がりを意識して調整しました。シンプルなシステム構成なので情報量豊かな内容というよりは、しっかりと鳴らしきるイメージの音作りをコンセプトとしました。 ■ショスタコーヴィッチ オーケストラの重層感やスケール感をコンパクトな車両で出来る限り再現できるよう意識して、空間表現や各パートの音像が明瞭に再現できるように仕上げました。 審査員コメント ベースはうまくコントロールしており、歪み感も少ない。クラリネットと伴奏のバランス良好。
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Honda シャトル (相原正邦さん/スーパーオートバックス羽村 SoundMaker's )
[エントリーショップ]スーパーオートバックス羽村 SoundMaker's
この車の音作りのコンセプト FDSらしさを残しつつウォーム感のある音に仕上げました。低域をしっかり出しつつもステージが崩れる事が無いように気を配り、ボーカルや各楽器の存在感の分かる再生を目指してます。 |
Audi A3 (西林和也さん/カーオーディオクラブ)
この車の音作りのコンセプト 空気感のある音場と楽器の音色の再現性をいかにバランス良く表現できるかを目指しました。 ■hisaka 各パートの量感と質感を保ちつつ、そのグルーブ感に埋もれないようにヴォーカルの声質とバランスを意識し、リズミカルに再現できるように心掛けました。 ■ショスタコーヴィッチ 冒頭のリア王の登場では管楽器の音色による重層感と抑揚のバランスを意識し、壮大なスケール感の再現を心掛けました。
審査員コメント 腰のあるベースとドラムが好印象。フォルテへの盛り上がりもよく出している。
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Honda N-One (馬場幸一さん/伊藤商会)
[エントリーショップ] 伊藤商会
音作りのコンセプト ■全体構成 ボーカル曲とオーケストラの違いを車内の狭い室内でまとまり過ぎない様に表現する事が課題でした。
■hisaka ボーカルを重要視しつつも主張し過ぎない様に気をつけました。ピアノの少なめな響きが隠れない様パーカッションのリズム感に加え、ベースの低音がぼけない様に表現しました。 ■ショスタコーヴィッチ オーケストラの壮大かつ迫力のある演奏で、各楽曲が持つ質感と定位に注意しつつ、管楽器のハーモニーとチューバの響きを生かし小さくならない様に表現しました。 |
全国各地のカーオーディオプロショップ等で試聴イベントを随時開催しています。フルデジタルサウンドの世界をぜひお近くの会場で体感してください。 |