Clarion製品5機種、本社事務所・技術センターが2008年度グッドデザイン賞を受賞

GOOD DESIGN AWARD 2008

クラリオンのパーソナル ナビゲーション デバイス「DrivTrax P7DT/P75DT」、2DINレシーバー「DUB385MP」(国内モデル)、「DUZ385SAT」(北米モデル)、「DUZ388RMP」(欧州モデル)、業務用ナビ「Solid Navi」と本社事務所・技術センター(社屋ビル・さいたま市中央区新都心)が2008年度グッドデザイン賞を受賞しました。

グッドデザイン賞は、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する我が国唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。受賞5機種および本社ビルのデザインのポイント、審査員のコメントは下記の通りです。

パーソナル ナビゲーション デバイス「DrivTrax P7DT/P75DT」

商品デザイン概要

4.3インチタッチパネルモニターと2GBメモリー、ワンセグTVチューナーを搭載し、自動車内に限らず様々なシーンで使用できるポータブルタイプのナビゲーション

DrivTrax P7DT/P75DT

開発デザイナーのコメントとポイント

「道具から一歩進んだパートナー」として自動車内以外のシーンでも使用して頂けるような商品の特長を表現できるよう心がけました。清潔感のある印象的なデザインやインターネット上の地図ポータルサイトとの連携によるナビ機能の充実に、今後のポータブルカーナビゲーションの可能性を感じて頂けたらと思います。

デザインのポイント

 1. 自動車内だけでなく様々なシーンでシームレスに使って頂ける機能性と印象的なデザイン性

 2. フィックスタイプのナビと遜色のない本格的なナビゲーション機能とそのデザイン性

 3. インターネット上の地図ポータルサイトとの連携によるポータブルカーナビゲーションの将来性

審査委員による評価コメント

自動車、バイク、徒歩などさまざまなシーンに応じて表示モードの切り換えが可能なメモリナビ。同社が提供する地図ポータルサイトとの連携で、メモリ内の情報を補える様になっている。以前の機種で多少使いづらかったタッチ操作も、画面レイアウトの見直しで使い勝手の良いものになっている。取り付けスタンドの高さや検索時間の短縮などに改善があると嬉しい。

2DINレシーバー 「DUB385MP」(国内モデル) 「DUZ385SAT」(北米モデル) 「DUZ388RMP」(欧州モデル)

商品デザイン概要

外部入力機能(AUX/USBコネクター)の強化により、メモリーオーディオなどの多彩な音楽ソースへ対応した2DINサイズのカーオーディオ。

DUB385MP

開発デザイナーのコメントとポイント

本製品のデザイン開発において、車内空間への調和と個性的なデザインを両立させることができる「心地よいこだわり感」を持たせることを目指しました。

デザインのポイント

 1. 車内空間への調和と印象的なデザイン性

 2. 機能別のボタンのゾーニングやボタンサイズなど、直感的な操作性へのこだわり

 3. 全体のデザイン性とこだわりのあるディテールを両立

審査委員による評価コメント

全体のアクセントになる中央のボリュームと4方向キーをはじめ、各キーの操作性は高く、マニュアルレスで問題なく使うことができる。この機種に与えられた操作部の立体的な構成は、適度に抑制されており、確実さと使いやすさを感じさせてくれる。USBやiPodなどとの接続も可能で、現在のニーズに応える内容になっている。

業務用ナビ「Solid Navi」

商品デザイン概要

これまでの業務用カーナビゲーションに足りなかったタフ&スマートの実現。耐久性の大幅向上と手袋をしたままでの操作向上。場所を選ばず変圧器不要、システムアップやカスタマイズが可能。また、通信機器との接続、アプリケーションのカスタマイズ開発でリアルタイムのITソリューションを実現。

Solid Navi

開発デザイナーのコメントとポイント

タフ&スマートで使いやすく、業務機器を感じさせない洗練された質感とデザインの実現、画面、画面周囲や専用操作キーなど確実で正確に操作できるように細部なまでこだわったフォルムと仕上げ感。また、視認性を重視し、あらゆるシーンでドライバーのストレスを最小限におさえる仕様しました。

デザインのポイント

 1. 操作性を向上させる為、正確で迅速なコントロールを行うためのタッチパネルとキーレイアウトの採用

 2. 専用操作キーは人間工学に基き、手袋をしたままでもブラインドタッチで正確な操作ができる大型キー

 3. 傷や汚れに強い表面ながら、業務用にはなかった高級感のあるスタイリッシュなデザイン

審査委員による評価コメント

物流・輸送業界向けの高耐久性を有するメモリナビ。8GBの容量を活かして高精度な市街地図を収録している。手袋をしたままでも操作可能な大型のハードキーや、業務に応じてカスタマイズが可能なタッチパネルにより高い操作性を有している。通信機能により、車両管理センターとドライバーとの間でリアルタイムに情報の交換ができ、業務の効率化にも貢献できる内容を持っている。

本社事務所・技術センター(社屋ビル)

商品デザイン概要

車載情報機器メーカーのクラリオンが交通網の収束点さいたま新都心の立地特性を活かし、グローバルな視点から企業理念を発信するための、企業と都市とのインターフェイスとなることを目指し計画された本社事務所・技術センター。

本社事務所・技術センター(社屋ビル)

開発デザイナーのコメントとポイント

建築とは、建築主にとって財産であり、企業にとってはその活動の原点でありシンボルでありますが、都市を構成する重要な因子でもあると考えます。発注者が満足する十分な機能性を有した上で、施設が如何にして都市と向き合い、接するかに留意し施設構成計画を行っています。ダイナミックな施設構成と繊細なディテール表現により、新たな企業のブランドイメージを発信する印象的な風景づくりを目指しました。

デザインのポイント

 1. 街区のスケールと雰囲気に調和し、印象的な風景をつくるダイナミックな施設構成

 2. 企業イメージや施設内部のアクティビティーを発信しながら内外空間を適切な距離感で繋ぐファサード

 3. 機能的かつ明快な内部構成とフレキシブルで快適かつ創造的なワークスペースの提供

審査委員による評価コメント

新都心におけるオフィス施設のあり方に一石を投じている。周辺のメガスケールの建築に対し、敷地中央部に広大なスロープ状の広場を設けている。高層タワーがアイストップとなり、細長い低層棟がパースペクテイブの効いたアプローチ空間を劇的に演出している。企業イメージを建築が作り出す好例であると評価された。

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