合併に関する基本合意のお知らせ

車載情報端末事業の競争力強化に向け、クラリオンとザナヴィ・インフォマティクスは合併し事業拡大をめざします

クラリオン株式会社(取締役社長:泉 龍彦/コード番号:6796/以下、クラリオン)と株式会社ザナヴィ・インフォマティクス(取締役社長:沼田 修/以下、ザナヴィ)は、2009年4月1日をもって合併する事で基本合意いたしましたのでお知らせいたします。

合併の目的

クラリオンとザナヴィは、車載情報技術・機能が急速に進展、多様化し、さらにはナビゲーション市場がグローバルに拡大する中、グループの事業発展・拡大を目的として、車載情報端末事業においての“業界一、日本一、世界一”を目指したBe Number 1活動を立ち上げ、シナジー効果の最大化に向け活動を進めてまいりました。

ザナヴィは、日産自動車・ルノー様、フォード様向けナビゲーション等の車載情報機器の技術力・技術資産を保有し、これらお客様からも高い評価を得ています。一方クラリオンは、多数のカーメーカーをお客様として、アフターマーケットで鍛えられた商品企画力、音響技術力を活かしながら、開発・生産・購買・販売・サービス等の全般にわたりグローバルに事業展開しております。両社の合併は、マーケティング、営業力、技術力、品質、コスト競争力の基本的な重点要素を強化し、企業ビジョンに掲げる“価値ある企業”の地位を確保し、グローバルマーケットに必要とされかつマーケットから信頼を獲得できる企業となるとともに、更なる成長を めざすものであります。

合併の効果

  • 両社の保有する商品・技術力を融合し、ナビゲーションを中心とする既存商圏の維持、新規商圏拡大を図ります。また、ITSや車両制御と連携した事業領域の拡大をめざすとともに、市販・特機においてもナビゲーションの共通技術を有効活用し、ソリューションビジネスなど新たな事業の発掘にも挑戦してまいります。一方で、オーディオ・映像などのエンターテインメント機能も強化しつつ、カメラを利用した安全性などにも 注力してまいります。さらに、“チズルとススム”に代表されるポータルサイトを欧米市場にも設け、ソフト・サービスを含めたソリューションビジネスの展開を行い、グローバルレベルでの商品競争力強化、売上拡大をめざします。
  • 開発面においては進歩するIT系技術力への対応、グローバルなお客様に対応していくためにも、開発 体制の一本化、スケールメリットによる開発効率化を徹底して推進するなど国内外の開発リソースの有効活用を行い、新たな開発アイテム、新たな技術への対応を進め開発力強化を行います。
  • コスト面においては、生産、部品調達におけるスケールメリットの創出、グローバル最適地部品調達・最適地生産による品質・コスト競争力を更に強化いたします。また、業務全般においては、リソースの共有化、投資効率化、 システム統合による業務効率化、共通化などスピードを持ってオペレーションの業務改革を進めます。

合併の要旨

1. 日程(予定)

2008年9月24日 合併に関する覚書締結
2009年1月27日 合併契約承認取締役会・合併契約書締結
2009年4月1日 合併

2. 合併方式

クラリオンを存続会社とする吸収合併方式により、会社法第796条第3項の規定(簡易合併)にもとづき株主総会の承認を得ないで行います。

3. 今後の見通し

当該合併によるクラリオングループの連結業績への影響につきましては、軽微であります。

4. クラリオンの概要

会社名: クラリオン株式会社(英文社名:Clarion Co., Ltd.)
設立年月日: 1940年12月18日
代表者: 取締役社長 泉 龍彦
本社所在地: 東京都文京区白山五丁目35番2号
資本金: 26,100百万円(2008年3月末時点)
売上高: 連結246,806百万円、単独139,630百万円(2008年3月期)
従業員数: 連結11,186名、単独1,081名(2008年3月末時点)

5. ザナヴィの概要

会社名: 株式会社ザナヴィ・インフォマティクス
設立年月日: 1991年1月21日
代表者: 取締役社長 沼田 修
本社所在地: 神奈川県座間市広野台二丁目6番35号
資本金: 2,500百万円(2008年3月末時点)
売上高: 55,702百万円(2008年3月期)
従業員数: 427名(2008年3月末時点)

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