業界で初めて操作画面のレイアウト機能を装備した業務用車両向けカーナビゲーション「Solid Navi(バージョン2)」を発売

業務用車両向けカーナビゲーション「Solid Navi」

業務用車両向けカーナビゲーション「Solid Navi」

日立製作所(執行役社長:古川一夫/以下、日立)とクラリオン株式会社(取締役社長:泉龍彦/以下、クラリオン)は、タクシーやトラックなどの業務用車両向けに、業務用ナビゲーションとして初めて*1操作画面のレイアウト機能を装備し、また、車両管理側との連携機能の拡充により、従来製品*2と比較して操作性を向上させた「Solid Navi(バージョン2)」を2008年7月から販売開始します。

今日、カーナビゲーションの普及に伴い、物流・輸送業界においても業務効率化を目的とした業務用車両向けカーナビゲーションの需要が増加しています。タクシー、トラック、バスなどの業務用車両は、車両の稼働時間が長いことから、高耐久性や効率的な業務遂行の支援を目的とした車両管理側と乗務員との業務情報の連絡・応答機能が求められています。

今回、新たに開発した「Solid Navi(バージョン2)」は、さらに効率的な業務を支援するために、以下の新機能を拡充しました。

(1) 業界初の操作画面のレイアウト機能
車両管理側が、業種ごとに最適な操作画面のレイアウトや操作内容を簡単かつ自由に設定し、操作しやすい画面へとカスタマイズすることが可能です。操作画面はPC上のツールを用いて簡単に作成し、USBメモリ経由でナビゲーションに登録することが可能です。
(2) 操作画面上での業務連携機能
操作画面上の操作キーを用いて、車両管理側と乗務員との間で業務情報の交換を随時行うことに
より、効率的な業務支援を可能とします。
(3) 安全運転に関連するデータの取得機能
前後・左右加速度等、安全運転に関連するデータを取得することができます。ユーザー側で乗務員の運転傾向を分析するなどの加工・応用が可能で、安全運転指導へとつなげることができます。
(4) USBメモリへの走行情報の蓄積機能
指定した時間間隔で、USBメモリに緯度・経度、速度などの走行情報を蓄積することができます。これにより、通信機能を装備していない場合でも、USBメモリへ走行情報が蓄積されるので、蓄積データを利用して走行情報をPC等で参照することが可能です。

なお、2007年に両社が共同開発した「Solid Navi(バージョン1)」は、2008年6月より、最大手のオートリース会社であるオリックス自動車のカーシェアリング用の車両に採用されており、高耐久性や画面の操作性のよさなどにおいて、同社から高い評価を得ています。


本製品は、7月17日・18日に東京国際フォーラムで開催される「日立uVALUEコンベンション2008」に出展します。

*1 2008年7月10日現在。業務用ナビゲーションにおいて。

*2 「Solid Navi(バージョン1)」(2007年7月発売)

新製品の価格・販売開始時期

 製品名  型番  価格  販売開始
 業務用車両向けカーナビゲーション  「 Solid Navi 」  CQ-8001  オープン価格  2008年7月

※ナビゲーションとモニターのセットの型番は、UG-242A(日立)、UA-241A(クラリオン)です。

仕様

[モニタ部]

  • LCDパネル:7.0inch QVGA+タッチパネル
  • 外形寸法:W172mm×H125mm×D36mm
  • 音声案内用スピーカー:小型・薄型スピーカー内蔵
  • 取り付けブラケット:ダッシュボード貼り付けタイプ

[本体]

  • フラッシュメモリ:8Gbyteフラッシュメモリ
  • 外形寸法:W178mm×H50mm×D170mm(1DINサイズ)
  • 通信インターフェース:RS-232C
  • 入力電源:12V/24V電源対応
  • 地図:1/1000縮尺市街地図
  • VICS(FM多重)

[GPSアンテナ]

  • 受信方式:12チャンネルマルチチャンネル受信方式

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