業界初のモニター画面に仮想iPod画面を表示、タッチパネル操作可能な車載端末を開発

商品化第1弾を北米で2005年1月より発売

クラリオン株式会社(社長:泉 龍彦)は、業界初となる、アップルコンピュータ(以下アップル)のiPodを接続するだけで、iPodの液晶画面や操作キーなどをモニターに表示し、タッチパネル上で操作できる車載端末を、アップルとのコラボレーションにより、開発しました。商品化の第1弾として、「iPod対応DVD/ワイド7インチAVセンターユニット」を、2005年1月に北米で発売します。

なお、同商品は2005年1月6日よりアメリカのラスベガスで開催される「2005 International Consumer Electronics Show」に出展する、クラリオンの北米現地法人「Clarion Corporation of America」ブースに展示する予定です。

クラリオンでは今回の北米での発売を契機に、iPodに対応するオーディオやカーナビゲーションなどの車載端末を順次国内、欧州などで発売する予定です。さらにカーメーカーへのOEM供給も、予定しています。

今回、クラリオンが車載端末向けのソリューションの一環として開発した、「iPod対応DVD/ワイド7インチAVセンターユニット」は、専用の接続ケーブルでiPodとセンターユニット間を接続するだけで、モニター画面に、iPodの液晶画面や操作キーなどを仮想表示できます。さらにモニターに表示するだけでなく、実際にタッチパネル画面に触れることでiPodの操作をすることが出来ます。また電源供給機能、充電機能も備わっており、新たにiPod用の電源を確保する必要はありません。

iPodは、2001年11月に発売されて以来、9月末現在で累計約600万台の販売を達成するなど、アメリカをはじめ世界中で大ヒットしています。

アップルコンピュータのiPodプロダクト・マーケティング部長のスタン・イング氏は、「iPodは、自分の音楽のコレクションをどこへでも持っていけるという意味で、音楽の聴き方に革命的な影響を与えた。車は音楽を聴く上で最適な環境のひとつ。クラリオンの画期的なソリューションは、音楽愛好家がiPodを使って簡単に音楽コレクションを楽しむ場所として、“車室内”という選択肢をひとつ増やしたことになる。」と述べています。

テレマティクスへ向けた提案とともに、音と情報を楽しむモバイル・インフォエンタテインメント環境において「新たな安心」、「新たな快適」の提供を目指すクラリオンでは、iPodに代表されるパソコン・インターネット経由の音楽再生の市場拡大を見込み、今回開発した「iPod対応DVD/ワイド7インチAVセンターユニット」をまず市場の中心である北米で発売することを決定しました。今後もiPodをはじめ新たなモバイルツールと車載端末のコラボレーションを実現していく予定です。

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