停留所名表示器用全国対応FM文字放送チューナーを開発

クラリオン株式会社(社長:泉龍彦)は、路線バス向けとしては業界初となる、停留所名表示器(バス車内で次の停留所名を表示する機器)などへ配信されたニュース・天気情報などのコンテンツを表示する、FM文字放送チューナーを開発、本年6月より発売します。

今回クラリオンがバス用テレマティクスへ向けたソリューションの一環として開発した、路線バス向けのFM文字放送チューナー[型名:CT-5000、希望小売価格:186,900円(本体価格 178,000円)]は、バス車内に搭載される既存の音声合成システムに、当チューナー及びアンテナ(別売り)を追加・接続することで、JFN(JAPAN FM NETWORK)加盟のFM局から配信されるニュースや天気予報などのFM文字放送のコンテンツを受信し、バス車内の停留所名表示器やテレビモニターなどに表示する機能を備えています。受信するニュースや天気予報などは、走行地域毎の情報を表示することができます。さらに導入者が独自に作成したCMなどをJFNから配信することも可能です。

この機器は導入の際、既存の表示器へ表示でき、導入者側によるコンテンツの放送管理が不要など、導入が容易であるとともに、ニュースや天気情報などの豊富なコンテンツが配信されるため、路線バスの運行時における乗客へのカスタマーサービスの向上が見込めます。

現在、国内路線バス用放送装置の約7割のシェアを持つクラリオンでは、今後需要が増えると思われる、バス用テレマティクスへ向けたサービスを積極的に提案していく予定です。

システム接続例

路線バス向けFM文字放送チューナーの主な仕様

型名

  • CT-5000

希望小売価格

  • 186,900円(本体価格 178,000円)※1

外形寸法

  • 176(W)×34(H)×134(D)mm

アンテナ

  • FM専用アンテナ(別販)

表示文字

  • JIS第1、第2水準

最大15局の放送局(周波数)を自動追尾

  •  

受信ニュースを内部メモリーで保持
(受信不能地域でも表示は行います)

  •  

FM電波で音声合成放送装置の時刻補正を
行います

  •  

電源電圧

  • DC24V

JFN(JAPAN FM NETWORK)※2
より配信される主なコンテンツ

  • ニュース:全国ニュースと地域ニュース(24時間随時更新)
  • スポーツニュース:試合結果の速報
  • 天気情報:放送受信地域の天気予報、1日3回(予定)
  • 広告、オリジナルメッセージ:バス会社独自のコンテンツ

※1受信料は別途(チューナー1台当たり2,000円/月)、(株)JFNとご契約いただきます。
※2JFN(JAPAN FM NETWORK:全国FM放送協議会):TOKYO FMやfm osakaなど、全国のFM局38局
   が加盟するネットワーク。

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