テクノロジー
車載情報機器メーカーから車両情報システムソリューションプロバイダーへ
Smart Cockpit® ソリューション
社会全体がインターネットにつながり、自動運転技術が進化することで、これまで移動空間であった車内は、より日常生活に近い空間になっていきます。 それに伴い、提供するソリューションもまた車内空間にとどまらず、日常生活全体にわたってサポートすることが求められています。 クラリオンは、これら移動に関わるソリューションを車内を越えて広く展開することで、ユーザーにとってより快適な生活環境を実現します。1.乗車前・・・最適な行動プランを立てるために
出発前は様々な準備があり、忙しいことが多いと思います。 クラリオンでは人・車両・情報をつなげることにより、ユーザーの行動意図や天気、スケジュール、渋滞情報などを統合した情報を提供し、スムーズな出発ができるよう働きかけます。 それら統合した情報は自宅のみならず、車内から目的地到着後もスマートフォンやTCU (Telematics Communication Unit)といった通信環境を用いたSmart Access®サービスやDoor to Door ナビゲーションによって、どのような環境でもいつでもユーザーに最新の情報をお知らせします。 また、めまぐるしく変化する情報や安全性の対策などはOTA(Over the Air)機能により、最新の環境・安全性を維持し、ユーザーに常に新しい情報を提供し続けていきます。
2.自動運転車乗車中・・・車内で安心して過ごすために
自動運転時代のクルマは、ただ単に正確に走るだけではなく、ドライバーの「安心・安全」が最重要です。 クラウドネットワークと連携して交通情報・道路状況をリアルタイムに収集・分析し、交通の先読みを可能にして、ドライバーが安心できるように必要な情報をアウトプットします。 また、クラリオン独自のHMI(Human Machine Interface)制御と車載カメラシステム「SurroundEye®」、センシング機能を組み合わせる事で交通環境や周辺情報を認識(監視)して車両周辺の危険度を「視覚」、「聴覚」、「振動」の手段でドライバーに働きかけます。 ドライバーの注意力を維持して、いつでも手動運転に備えられるよう、周辺車両や自動運転システムの負荷を感覚的に伝え、「安心・安全」につながるソリューションを提供します。
3.自動運転車乗車中・・・快適で豊かな時間を過ごすために
クルマに運転を任せる一方、クラリオンはユーザーに快適な車内空間を提供します。 コンテンツに溢れている世の中では、どのコンテンツを選ぶかということに非常に労力が必要となっています。 クラリオンのシステムは、蓄積されたドライバーのデータから行動意図を推定し、クラウドネットワークから適切なコンテンツの選別を行います。ニュースが必要なときにはニュースを、外せない予定があるときにはスケジュールの確認を、疲れていて音楽が必要なときにはお好みの音楽の再生をドライバーへ提案します。 また、音による情報は、クラリオン独自の音響技術により、ドライバーの耳にスムーズに伝えます。
4.手動運転中・・・事故の無い安全な運転を実現するために
ドライバー自身が運転を行う場合でも、自動運転時と同様、安全に走行するために車両周辺の状況を正確に把握しドライバーを支援します。 クラリオンは夜間でも使える高感度カメラや、車載カメラシステム「SurroundEye」、車両通信技術を用いて車両周辺の状況を認識・判断し、安全状況をHMI制御を通して的確にドライバーに伝えることをめざしています。
5.駐車場到着時・・・簡単に素早く駐車し、目的地に向かうために
目的地に着いたのになかなか駐車場が見つからないことはありませんか? クラリオンは、クラウドネットワークを活用した駐車場混雑情報や車両通信技術により取得した車両周辺情報を用いて、車載カメラシステム「SurroundEye®」をベースとした自動駐車機能により、スムーズな駐車を支援します。将来的にはこれらの技術をもとに、駐車が苦手なユーザーでも安心して駐車できるドライバー不要の完全自動駐車システムの実現をめざします。
6.配送配達・・・アーバンモビリティの運行効率向上、安全性向上のために
豊かなクルマ社会にできることを常に考えているクラリオンは、自動運転時代を見据えて車両情報システムソリューションプロバイダーとしての役割を追求し続けています。事業者向けに構築したサービスプラットフォーム「Smart Access For Enterprise」(SAFE)も、社会とお客様のニーズに従い、多くの挑戦を続けていく必要があります。 お客様の課題をいち早く解決するために、メーカーとしての自前主義に拘らず、パートナーのシステムも活用したソリューションを構築しました。