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2019年 年頭所感(社長)

2019年01月07日

執行役社長兼CEO 川端 敦

2019年を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 
 昨年10月にフォルシアによる公開買付けが公表され、当社は「フォルシア・グループによる公開買付けが開始された場合は、これに賛同する」事を表明しました。今後、認可が得られれば公開買付けの手続きが実施され、日立グループを離れ、フォルシアの100%子会社となることになります。
 当社の“Smart Cockpit戦略”とフォルシアの事業戦略である“Smart Life On Board”は、非常に親和性が高く、大きなシナジーが生まれる完全な補完関係であることを確認しており、我々にとって最大のチャンスです。もし、リスクがあるとすれば「このチャンスを活かせないこと」だと考えます。
 この連携を3D戦略の視点で見ると、製品軸としては大きな変更はありません。顧客については、強化ポイントである欧州顧客に対する万全な足がかりができることになります。地域については、自動車部品やソフトウエアにおいて、グローバル・スタンダードを作りうる欧州に開発拠点ができることで、ここを活用し世界に先駆けて製品を投入できることは、大いなるチャンスであると考えます。
 欧州企業の傘下に入りますが、これまでと同様、Autonomous Management、すなわち、自律的、自発的な経営を行っていきます。さらにはフォルシアのグループ会社であるParrot、Coagentの製品や技術を活用することで、事業の拡大をめざします。
 “Think Globally”、すなわちグローバル・スタンダードな考え方は重要であり、それを伝えるための語学力は大切になりますが、一方で日本には日本の良さがあります。クラリオンは日本の良さを理解し、それを体現する海外資本の企業になります。フォルシアが高く評価する私たちの可能性に自信と希望を持って全員で力を合わせれば、この先にはきっと私たちが活躍できる新大陸が待っています。私たちは共にクラリオンという同じ船に乗り、一丸となって、この大変化の波を乗り切って行きましょう。もちろん、私も船長として、自らこの航海の舵を取ります。
 今後、当社がフォルシア・グループの中で、存在感を確立し、大きく売上を伸ばす事業体に成長していくためには、私たち自身がもっと高い目標を掲げ、それを実現できる実力を持たねばなりません。改めて、「自らを変えよう」という気持ちを強く持ち、2019年をスタートさせましょう。
 
以上
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