自然対話型音声認識「Intelligent VOICE」の機能向上
2014年10月03日
車載機から音声入力でスマートフォンの電話発信、SMS送信、楽曲検索・再生を実現
クラリオン株式会社(社長:川本 英利 / 以下、クラリオン)は、次世代の音声認識技術「自然対話型音声認識」機能として「Intelligent VOICE(インテリジェントボイス)」を展開しています。10月下旬からプレミアムサービスの拡張として、業界で初めて車載機からの音声入力によるスマートフォン操作(以下、スマホ)に対応します。今回対応する操作は「電話発信」、「ショートメッセージサービス/SMS送信」、「楽曲検索・再生」の3操作です。
クラリオン独自のカーナビゲーション向け機能である自然対話型音声認識「インテリジェントボイス」は、あたかもカーナビと会話をしているような感覚で様々な情報検索を行える機能です。これまでは目的地検索のみに対応していましたが、今回機能の向上を図りスマホ機能の操作を可能としました。
操作は、インテリジェントボイスを起動し、「ご用件は何でしょう」というアナウンス後に実行したい機能を発話する事で、各アプリケーションが起動し実行されます。
「電話をかける」と発声することで、カーナビが「どちらに電話をかけますか」と返答、連携中スマホの連絡帳登録者への発信を行います。同姓者が複数名いる場合は、検索結果リスト一覧が表示され、該当者のリスト番号を発話することで発信されます。
アプリ起動後、連携中スマホの連絡帳登録者へのSMS送信を行います。送信メッセージは、「どのようなメッセージを送りますか」というカーナビの返答後、10秒間以内のメッセージ作成ができ、「送信して」の発話後送信されます。なお、同姓者が複数名いる場合は、検索結果リスト一覧が表示され、該当者のリスト番号を発話することで送信されます。
「音楽を聴く」の発話によりカーナビとのやりとりが開始されます。連携中スマホに保存してある楽曲を「アーティスト名」「アルバム名」「曲名」の優先順位で検索・再生できます。
今回新たに追加する機能は、お持ちのスマホにSmart Access又はSmart Access 4Carアプリをダウンロードする事で、クラリオンが展開する自動車向けクラウドサービス「Smart Access(*)(スマートアクセス)」を通じて更新・提供可能で、車載機ソフトの更新をすることなく利用することができます。なお、今回の新機能追加に加え、経由地の音声設定、検索範囲の自動拡張など従来機能の充実も同時に図ります。
インテリジェントボイスに対応し、どんな言葉からでも目的地の検索や設定ができるGoogle™ ローカル検索やイナゴ株式会社のスマートアシスタント技術「netpeople」の採用で、対話する感覚で目的地検索ができる「NX714」、「NX714W」、「NX614」、「NX614W」、「NX514」のカーナビゲーション(いずれもオープン価格)は6月の発売以来、使い勝手の良いカーナビとして好評を得ています。新プレミアムサービスを含む新機能は、CEATEC JAPAN 2014(会期:10月7日から11日、会場:幕張メッセ)Clarionブースに展示する2014年モデルカーナビゲーションで体感いただけます。