クラリオン株式会社(社長:泉 龍彦、以下:クラリオン)は、タイ国(ラヨン県イースタンシーボードII)に、カーオーディオ及びカービジュアル製品の新工場の建設を本年11月より開始、2009年12月より操業を開始します。
クラリオン株式会社は、現在、タイ国内でクラリオン製品の生産・販売を行っているサイアム・シーエム・エレクトロニクス社(※、以下:SCE社)の増資に伴う新発行株式を引き受け、子会社(当社80%、CM社20%出資)とし、新たに新工場を建設しタイ事業の強化、拡大を行います。(※)SCE社:クラリオンが45%出資する持分法適用関連会社であるクラリオン・マレーシア社(以下、CM社)の100%子会社。
クラリオンでは、従来、タイを中心にインドや他のASEAN諸国の、自動車市場の成長に伴う車載機器の需要拡大、中でもOEM需要の拡大に着目し、これらの国々を重要市場と位置づけており、今回の新工場によって、拡大する商権へ対応、生産の中国集中によるリスク回避、などの効果を見込んでいます。
また、今回子会社化するSCE社を、タイを中心とする地域におけるクラリオングループの新たな拠点としCM社の販売力、開発力、部品調達力を活用することで、タイでの生産・販売事業の強化・拡大をはかり、タイ、インドなどの既存商権の拡大と、その他のASEAN諸国における新規商権獲得を狙います。
クラリオンでは、2010年には、タイ国内販売向け、及び、インド他への輸出向けカーオーディオ、カービジュアル製品を中心に、年間100万台規模の生産・販売を目指します。
クラリオンのタイ国内新工場の概要は以下の通りです。