ミキサー車特有の「見えない」を軽減。ドライバーの幸せと地域の安全を支える、徹底した安全へのこだわり

株式会社ミキサーセンター 様
- 業種
- 運送業
- 事業内容
- ■一般貨物自動車運送事業
■中古ミキサー車を始めとした自動車販売
■レンタカー・カーリース業
■損害保険代理業務 - 地域
- 九州全域、東京都、広島県
九州全域を中心に、生コンクリート輸送のスペシャリストとして業界を牽引する株式会社ミキサーセンター様。
全国で200台もの車両を保有し日々現場を支える同社が、なぜ業界に先駆けて全車へのカメラシステム導入を決めたのか。
先代から受け継がれる「安全への想い」と、現場の安心を守るための取り組みについて、株式会社ミキサーセンター 取締役 運輸部長 村上正志様と車両課 課長 村上健太郎様にお話を伺いました。


取締役 運輸部長 村上 正志 様 車両課 課長 村上 健太郎 様
生コン輸送のプロとしての歩みと「安全の礎」
私たちは、単なる運送業ではありません。九州では一般的に「庸車(ようしゃ)」と呼ばれますが、生コン工場様の自社車両が足りない部分を補完するために、車両とプロのドライバーを派遣します。
最近は車両価格の高騰や人手不足もあり、工場様側が車両を持たずに品質管理に専念する流れが強まっていて、私たちの役割はますます大きくなっています。
そんな私たちの根底にあるのは、先代が作った「安全と健康は幸せな人生の礎(いしずえ)です」という言葉です。
この想いは、全社員が持つ安全資料の1ページ目にも刻まれています。
生コン輸送という仕事は、どこへ運んでも作業自体に大きな差はつきにくいものなので、挨拶の徹底や安全への意識の高さで他社には負けないプロとしての差別化を図っています。

500mをバックで進む緊張感。「見えない」恐怖との闘い
ミキサー車の最大の課題は、構造上、運転席から真後ろが全く見えないことです。後ろに巨大なドラム(タンク)があるため、後退時はサイドミラーと、現場の立ち合いの方の誘導だけが頼りでした。
さらに現場は常に時間との勝負です。「生コンが固まる前に早く」と急かされるプレッシャーの中、狭い現場でミリ単位の操作を求められます。
時には、現場が狭く車両を転回する場所がないために500m近くもバックで進入しなければならない現場もあり、熟練のドライバーでさえ精神的な負担は相当なものでした。
大きな事故はなくとも、焦りから機材にコツンと当ててしまうような接触事故が絶えず、「どうにかして、この『見えない』部分を見えるようにしたい」と、解決策をずっと模索していました。

「現場の安心」を叶える。業界に先駆けた決断
そんな時、一部のドライバーが自費でカメラを買って取り付けているのを見かけました。「会社が用意するのを待てないほど、現場は切実に視界を欲しがっているんだ」と痛感しました。
そこで、私たちは200台ある全車両へのバックモニター導入を決めました。当時ではおそらく、全車に装備したのは全国のこの業界でも私たちが一番早かったと思います。
特にこだわったのは、モニターの設置場所です。ルームミラーと同じ位置に設置できるモニターを採用しました。ドライバーには「ルームミラーを見る癖」がついていますから、その流れで自然に後方を確認できる「乗用車と同じ感覚で使える」ことが、スムーズに現場に受け入れられた最大の決め手でした。

「HD画質」がもたらした安心感
現在はクラリオンのHD画質のデジタルカメラシステムに切り替えて5年ほど経ちます。現場のドライバーから特に評価が高いのは、その圧倒的な視認性です。
クラリオンのHDカメラはレンズが丸みを帯びているので、走行中の風などでレンズに水滴が残りにくく、ミラーでは雨で見えにくい時でもモニター越しには周囲がくっきりと見え、夕暮れ時や夜間も非常に明るく映ります。
側方カメラの効果も絶大です。ミキサー車はどうしても左側の死角が大きくなりますが、左側方カメラのおかげで、巻き込み防止のための歩行者や自転車、バイクの存在をはっきりと確認できるようになりました。
ドライバーからは「見えている」という事実が、何よりの精神的な安心感に繋がっているという声が出ています。
広角レンズなので、サイドミラーには映らない範囲までカバーできますし、現場の状況によってはミラーを畳んだまま走行せざるを得ないシーンでも、モニターで左側方がしっかり確認できるのは本当に便利です。
製品の質が非常に良いので、現場からも「見えにくい」といった苦情は一切ありません。今ではベテランも新人も安全運転に欠かせないパートナーになっています。

75歳まで現役。ソフトバンクホークスと共に「誇り」と「安全」を次世代へ
私たちは、ドライバーに「健康であれば75歳まで働いてほしい」と本気で伝えています。
ミキサー車は手積み・手降ろしがなく、積み下ろしはすべて機械。往復1〜2時間の現場を日に数セットこなす規則的な仕事なので、他の運送業の業務と比べると、体力的な負担が少なく、長く続けられる仕事です。
もちろん、単に長く働いてもらうだけでなく、定期的な「適性診断」で反応速度や視力をチェックし、安全に運転できることをしっかり確認した上で、一人ひとりをサポートしています。
また、深刻な人手不足の中で「選ばれる会社」になるための挑戦も続けています。その一環が、福岡ソフトバンクホークス様とのオフィシャルスポンサー契約です。
これには、メディア露出を通じて会社の認知度を高め、採用力を強化する狙いもありますが、何より社員に「自分たちの会社はホークスのスポンサーなんだ」と誇りを持ってもらいたいという想いがありました。
さらに、昨年は20年以上ぶりとなる大規模な「安全決起大会」を開催し、全社を挙げて安全への誓いを新たにしました。
最新の技術で安全を支え、ホークスとの歩みや教育で社員の心を満たす。この両輪で、私たちはこれからも歩み続けます。


インタビューを通じて:「安全」を文化に。ミキサーセンターが描く、ドライバーと歩む未来
今回の取材を通じて、株式会社ミキサーセンター様にとっての「安全」は、会社の「文化」そのものであると感じました。
象徴的なのは、「安全と健康は幸せな人生の礎(いしずえ)です」という強い教えです。この想いを守るために、カメラシステムをいち早く取り入れる一方で、30年以上も前から安全教育やそれに伴ったISO認証取得の活動を積み重ねてこられました。
200台という膨大な車両を管理しながら、ドライバーが「75歳まで安心して現役でいられる」環境を本気で整えている背景には、社員一人ひとりの人生に対する深い愛情を感じました。
技術と想いを組み合わせてミキサー車輸送の未来を切り拓く同社を、クラリオンはこれからも全力でサポートいたします。
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