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2017年 年頭所感

2017年01月05日

執行役社長兼COO 川本英利

 新年、明けましておめでとうございます。
 
 ここに有名な言葉があります。”Do not fear going forward slowly, fear only to stand still.” 「たとえ歩が遅くとも、前へ進む事を恐れるな。その場に立ちすくむ事を恐れよ。」本年も皆さんと一緒にスクラムを組み、変化を乗り越えて行く年としましょう。
 さて、2016年を振り返りますと、新たな付加価値を持った製品としてディスプレィを中心としたディスプレィオーディオ、カメラ・センサーを使ったサラウンドアイ、電話通信ユニット、そして、Full Digital Sound System、ヘッドホンなど、数多くの製品を市場に導入しました。しかし、為替環境の変化をはじめ外部環境の大きな影響を受けました。外部環境に翻弄されずに利益をあげていくためには、社会のニーズに応える事業を伸ばしていかなければなりません。
 2017年を迎えるにあたり、再度認識して頂きたいことがあります。「車両情報システムプロバイダー」への進化、その為の事業ポートフォリオの改革への動きは、全社をあげた努力のおかげで着実に成果をあげています。事業ポートフォリオ改革は、「車両情報システム」という製品・サービス・ソリューションの提供を成長が見込める分野へのシフトに加え、事業を発展させるために成長する地域への展開を図ることにより、真の成長する分野に経営資源を集中させることも含みます。そのためには、良い伝統をいかしつつ、新しい発想による業務の進め方改革も必要です。私たちを取り巻く市場の変化の中でこそ新しいビジネスチャンスは生まれます。つまり革新的なモノやサービスは、時代が大きく変わる時に、常に新たなニーズが生まれ、それが成長のエンジンとなります。
 グローバル化への対応もステップを踏んで進化してきています。しかし、もう一歩”真のグローバル化”を目ざしたいと考えます。世界は地域ごとに特色があり、当然ニーズも異なります。地域ごとのニーズを見極める目を養い、それに合ったものを提供する事が大切です。即ち、世界を相手に取り組んで行くためには、それぞれの地域の違いを認識した上で、相応しい製品、サービスを提供し、社会貢献に繋げようとする意識に変わらねばなりません。グローバルというひとつの枠組みにおさまらない国際感覚と先見性を持ち、実際に行動できる人財が必要です。そして、社員全体のベクトルが合う事で、改革は一層加速することができます。
 東京オリンピックが開催される2020年は、私たちの業界でも著しい技術革新から今までとは違う景色がひらけているでしょう。私たちの製品・技術がその中でどのような形で社会の役にたてているのか、2017年は2020年以降も見据え、世界で戦う準備をしなくてはなりません。
 音・映像・HMI、これらはクラリオンのDNAです。これらの技術を発展・統合させ、スマートアクセス、スマートコックピットに磨きをかけ、世の中、お客様にとって、絶対に必要な企業として存在感を示していかなければなりません。私たちはオートモティブ、エレクトロニクスという、最もイノベーションの可能性のある産業で働いていることに自負と責任を持って行動しましょう。
 
以上
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